J1鹿島 17年以来首位ターン 後半G大阪の猛攻耐えた 負傷相次ぎ指揮官は安全な試合運びへの意識に懸念

 「明治安田J1、G大阪0-1鹿島」(31日、パナソニックスタジアム吹田)

 J1鹿島は“ボロボロ”になりながらも前半戦最後の勝利をもぎ取った。今季19試合目で勝ち点を40まで積み重ね、17年以来の首位ターンに成功。前半9分にFWレオセアラが先制点を挙げると、後半は一転、G大阪のシュートの嵐を耐えしのぎ、逃げ切った。

 試合後、鬼木監督の表情に笑顔はなく、薄氷の勝利を「勝ったことが全て」と評した。猛攻を受けた後半はチーム一丸でゴールを守り、複数の相手シュートがポストにはじかれる幸運もあった。

 同15分には一気に選手を4人交代させ、負傷したレオセアラやDF安西を下げた。次節以降に影響を残す可能性もある。指揮官はあからさまな審判批判はしなかったが「けが人が出ているところ。そこに至るまでのジャッジ、選手の頑張りがピッチに反映されるようなゲームになってほしい」と安全な試合運びを願った。

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