横浜M 連敗7で止めた 連勝中の首位鹿島を3発撃破!3月以来12戦ぶり2勝目 サポーターの声援糧に浮上のきっかけへつなぐ
「明治安田J1、横浜M3-1鹿島」(25日、日産スタジアム)
最下位の横浜MがFWヤンマテウス(26)の2得点などで首位鹿島を3-1で破り、クラブワーストだった連敗を7で止めた。3月以来12試合ぶりの白星を挙げ、今季2勝目で勝ち点は11となった。鹿島は連勝が7で止まり、同37のまま。6位神戸は清水に2-3で敗れ、同27のままで順位も変わらず。2位柏は横浜FCと1-1で、勝ち点34。広島はFC東京に3-0で快勝し、5連勝で同32の3位に浮上した。京都は東京Vに0-1で敗れ、同31のままで4位に後退。新潟は湘南に2-1で逆転勝ちし、今季ホーム初勝利。川崎-G大阪、岡山-町田は引き分けた。
待望の今季2勝目を手にした最下位、横浜Mの選手は終了と同時にピッチに倒れ込んだ。7連勝中だった首位鹿島を破り、ともにクラブワーストだった7連敗と11戦勝ちなしの不名誉な記録を止めた。本職でないセンターバックで奮闘したDF松原は「今は内容より結果が非常に重要。やっと勝てた」と実感を込めた。
1993年のJリーグ開幕以来、一度も降格していない名門同士の一戦で決定力が光った。前半4分、DF永戸が利き足でない右を思い切り振って先制し、9分後には前線でワンタッチのパスが連続でつながり、ヤンマテウスが加点。同27分にも再びブラジル人FWがゴール左隅に決めた。
その後は猛攻を浴びたが、1失点にとどめた。体を投げ出してシュートやクロスを防ぎ、球際で一歩も引かなかった。FW遠野は「押し込まれる時間が長かったけど、そこで耐えられたのはプラス」とうなずいた。GK飯倉は「サポーターが選手のバスを迎える時に、ずっと応援歌を歌ってくれていた。今日で(状況を)絶対に変えようと決意できた部分もあった」と声援を糧にした。
理想とする攻撃的なスタイルにはまだ遠く、19位の新潟とは勝ち点5差と苦境は変わらない。それでも「ここから絶対にはい上がる」とMF喜田主将。3月16日・G大阪戦以来の勝利を浮上のきっかけにしたい。





