佐々木則夫委員長「残念であることは間違いない」女子サッカーW杯、2031年招致の可能性消滅「切り替えて粛々と世界トップを狙う」
日本サッカー協会(JFA)の佐々木則夫女子委員長(66)が6日、都内で取材に応じ、女子サッカーで2031年のW杯招致の可能性が消滅した件を巡って「残念であることは間違いない」と話した。
FIFAは5日、オンラインで理事会を開き、女子W杯の開催地について、2031年大会はアフリカか北中米カリブ海、35年大会はアフリカか欧州の加盟協会から立候補を募ることを決定していた。日本協会は31年大会の招致を目指していた。
W杯の自国開催は、女子サッカー人気を高める起爆剤との期待も高かっただけに、肩を落とした佐々木委員長。ただ、「W杯の開催がなくなったからといって終わるわけではないので。切り替えて粛々と世界トップを狙うということだけだと思いますね」と、国際大会での結果による人気向上を見据えた。
同件については、JFAの宮本恒靖会長もコメントを発表し「非常に残念な知らせです」「2039年以降の女子ワールドカップ招致も視野に入れながら、ニールセン監督が率いるなでしこジャパンをはじめ、あらゆる年代の女子代表を世界一を目指して戦えるチームにしていくこと、全国各地で女子サッカーの環境を整えていくことに引き続き取り組んでいきます」などと見解を示していた。