森保監督 欧州移住プラン明かす 日本代表主力の大半が海外組「生で見られる試合が足りてない」

 サッカー日本代表の森保一監督(56)が19日、欧州視察から羽田空港に帰国し、2026年W杯北中米大会に向け、今夏にも欧州に移住するプランを明かした。現在、数多くの日本人選手が海外でプレーしており、現地でより多くの情報を得るため。22年カタール大会で記録した16強超え、さらには悲願のW杯優勝を見据え、万全の準備を進めていく。

 欧州に赴き、17日間で英国やドイツなど6カ国16試合を視察するハードスケジュールを終えた森保監督。世界で活躍する日本人選手の活躍を目の当たりにし「刺激と学びになりました」と充実した表情を見せた一方で、浮かび上がった懸念を言葉にした。

 「これだけ日本人選手が海外のクラブにいる中で、『視察』ということが本当にいいのかと考えさせられました」

 現状はスタッフと分担して視察を行っているものの、代表候補選手、将来を担う若手を含めると網羅できていない状況だ。「直接見られる、生で見られる試合が足りてない」と課題を挙げ、「私自身もヨーロッパに居住することも考えていかないといけない」と、欧州の新シーズンが始まる今夏から拠点を移す可能性を示唆した。

 現在の日本代表は主力のほとんどが海外組。ここまでのW杯最終予選6試合もスタメンに国内組の名前はなかった。効率面を考えれば欧州居住は理にかなっている選択だ。国内組の確認も並行して行えるよう、情報収集の最中だという。

 監督として2度目となるW杯に向けて、早くも思案を巡らせているが、まずは勝てばW杯出場決定が決まる次戦・バーレーン戦(3月20日、埼スタ)を見据える。「これまで通り一戦必勝で。勝ってつかみとる」。目標とするW杯優勝へ、やれることは全部やる。

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