広島が最後のスーパー杯制す アルスラン、荒木弾で昨季2冠の神戸に2-0で完勝 荒木「ヤバいへディング決めるだけだった」梅野源治ばり爆肘で喜び

 「富士フイルム・スーパー杯、広島2-0神戸」(8日、国立競技場)

 昨季J1で2位の広島が前後半に1点ずつ重ね、昨季J1連覇と天皇杯優勝で2冠の神戸を2-0で破った。来季から秋春制に移行するため、現行フォーマットでは最後となる富士フイルム・スーパー杯を制し、優勝賞金3000万円を手にした。

 広島は新加入のFWジャーメインやMF田中ら主力級がスタメンに名を連ねた。一方、神戸はWエースのFW大迫、FW武藤がベンチスタート。主力を温存して試合に臨んだ。

 広島は12分、右サイドからMF中野のクロスにMFトルガイ・アルスランが頭で合わせて先制。試合の主導権を握り、その後も優位に進める。

 神戸は後半18分に大迫、武藤、DF酒井ら主力を一気に投入し、勝負に出る。それでも広島は25分、右CKからDF荒木が頭を合わせて追加点。危なげない試合運びで、今季初タイトルを獲得した。

 広島のスキッベ監督は「強い神戸を相手にこういう形でタイトルを獲れたことをうれしく思う。前半からアクティブに攻撃的にサッカーができた」と満足げに振り返った。佐々木主将は「前半からいい入りができたのが大きかった。いいスタートが切れた。幸先いいスタートはチームに勢いもたらすと思う」と、うなずいた。ゴールをあげた荒木は「いいボールきたんで、ヤバいへディングを決めるだけだった。今季全部のタイトルを取れるようにヤバいシーズンにしましょう」と、親交のある格闘家の梅野源治ばりに肘を突き上げた。

 スーパー杯は国内のシーズン到来を告げる大会として2、3月の開催が定着していた。94年に第1回が開催され、今大会が32回目。最後のスーパー杯には5万3343人の観衆が来場した。今後について、Jリーグは富士フイルムと協議を進めている。

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