日本代表・三笘薫 凱旋ヘッド 433日ぶりのゴールに「ホッとしている」貴重な追加点で存在感

 「W杯アジア最終予選、日本代表7-0中国代表」(5日、埼玉スタジアム)

 8大会連続出場を目指す日本は、中国から得点を重ねて7-0で完勝した。日本の7得点はW杯最終予選で最多。前半に遠藤航(31)=リバプール=が先制点を挙げ、三笘薫(27)=ブライトン=が加点。後半に入ると南野拓実(29)=モナコ=が2得点、代表復帰の伊東純也(31)=スタッド・ランス=もゴールを決めた。さらに前田大然(26)=セルティック、久保建英(23)=Rソシエダード=が追加点を奪った。次戦は10日(日本時間11日未明)にアウェーでバーレーンと顔を合わせる。バーレーンは1-0でオーストラリアを破った。

 約7カ月ぶりに代表復帰のMF三笘が、貴重な追加点をたたき出して存在感を示した。最終予選の大事な初戦にスタメン出場。そして1点リードの前半追加タイムの47分だ。MF堂安からの左サイドへのクロスに、走り込んだ三笘が頭で合わせて2点目を奪った。

 昨年6月20日の国際親善試合・ペルー戦以来、433日ぶりとなる代表でのゴールに「取れていなかったのでホッとしている」と三笘。腰の故障で今年1月から開催されたアジア杯以来の日の丸を背負った一戦に「ホームの声援が後押しになったし、おかげで良い試合ができた」と感謝した。

 後半7分にもMF南野の得点を演出するなど躍動を見せたが、浮かれる様子はみじんもない。何が起きるか分からないのがアジアの戦いで「アウェーで厳しい戦いとなるが、今日のような勝ち方ができれば」と、早くも視線を次戦11日のバーレーン戦へと向けていた。

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