J1京都が新体制発表 曹貴裁監督「史上最強のチームを」 教え子2人含む11選手新加入

 京都の曹貴裁監督(前列中央)を囲む新加入の(同左から)ク・ソンユン、鈴木義宣、(1人おいて)鈴木冬一、トゥーリオ、(後列左から)ファンティーニ、松田佳大、宮本優太、塚川孝輝、安斎悠人、飯田陸斗、喜多壱也
 京都の新スローガンと30周年ロゴを発表した曹貴裁監督(左から3人目)、伊藤雅章社長(中央)、安藤淳強化部長(前列右から3人目)と新加入選手
 チームスローガンを発表した京都・曹貴裁監督
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 J1京都が13日、京都市内のホテルで新体制発表会見を開いた。クラブ設立30周年の今年は曹貴裁監督(54)が4年目のシーズンでもあり、チームスローガン「強く超える 進化、深化、真価」を発表。同監督は「京都史上最強のチームを作る。Jリーグで唯一無二のサッカーをしたい」と意気込みを示した。

 昨年はJ1リーグ13位。40得点、45失点でセットプレーでの失点が目立ったこともあり、チーム全体の底上げを狙う。「後半戦は7勝できたが、スタートダッシュはうまくいかなかった」と振り返り「選手全員もう一度同じ船の上に乗せ、大きく踏み出したい」と上位進出を宣言した。

 新加入選手11人も会見。同監督の湘南時代の教え子で、スイスリーグのFCローザンヌ・スポルトから加入したDF鈴木冬一(23)は「曹さんとはプロ1年目以来。また一緒にできるのはうれしい」と話し「人柄は、愛情と情熱。愛情深く、サッカーでは厳しい中に愛がある。これからたくさん教えてもらいたい」と希望に満ちあふれた。J1浦和から加入したDF宮本優太(24)は、流通経大時代の教え子。「優しくて人間性の大切さを教わった。どうすれば応援される選手になれるかを考えさせてくれて、そのおかげで大学3年からプロ契約できた」と振り返った。

 J2清水から移籍したDF鈴木義宣(31)はただならぬ決意を口にした。「去年は清水で主将をしたがJ1に昇格できずに終わった。京都からオファーをもらい、自分に足りない物を求めてより困難な道を選んだ。この選択を正解にする1年にしたい」と表情を引き締めた。

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