ACL 甲府が意地のドロー 篠田善之監督「勝利を届けたかった」国立に1万5000人超のファン

 後半、ヘディングで同点ゴールを決める甲府・宮崎(右)
 後半、同点ゴールを決め喜ぶ甲府・宮崎(右)
 メルボルン・シティーと引き分け、声援に応える甲府の井上(左)と宮崎
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 「ACL・1次リーグ、甲府3-3メルボルン・シティー」(29日、国立競技場)

 甲府は同組最大のライバルとの対戦でドローに持ち込んだ。

 この日も甲府だけではない1万5877人のJリーグファン、サポーターの後押しを受け、アウエーでは0-0と引き分けた難敵とまたしても勝ち点1を分け合った。篠田善之監督は「後半の入りで自分たちのミスで(相手に)スペースを与えたのは反省しないといけない。立て続けの失点でより厳しくなった。これだけ多くのサポーターの前で勝利を届けたかった」と悔やみつつ、「追いついたのはよかった」と振り返った。

 前半5分にミドルシュートで先制点を奪われる展開だった。それでも、焦ることはなかった。失点の3分にDF三浦颯太の左クロスからDF井上詩音がヘディングで合わせて同点。同43分にはロングボールに抜け出したMF鳥海芳樹が押し込みハーフタイムまでに逆転した。しかし後半は流れを手放して立て続けに2失点。2-3と逆転され再びリードを許した。

 ただ、ACLでホームとしている国立ではこの試合前まで2戦2勝で、この日も簡単には負けなかった。後半40分。右クロスからFW宮崎純真が意地の同点弾を押し込んだ。打ち合いに負けることなく3-3で勝ち点1を得た。

 1次リーグ突破は最終戦のアウエーでのブリラム戦に持ち越された。篠田監督は「まだまだ足りないところがいくつか見えた。ありがたい声援を受けて選手たちは前向きに走った。最終節に向けてまた準備をしていきたい」と力を込めた。

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