神戸V ビジャ氏に残る神戸の思い出 悲願初タイトル2019年度天皇杯優勝で現役引退「決勝に来るまでが僕の闘いだった」

 「明治安田生命J1、神戸2-1名古屋」(25日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸が名古屋を2-1で退けて勝ち点68とし、連覇を目指した2位横浜Mに4差をつけ、最終節を残してリーグ初優勝を果たした。

  ◇  ◇

 神戸にとって悲願の初のタイトルは2019年度の天皇杯優勝だった。20年元日。新国立で元スペイン代表MFイニエスタがカップを掲げた一戦は、同FWビジャ氏の現役引退試合でもあった。

 約1カ月前のリーグ最終節で太ももを負傷。筋肉には出血が見られたそうで決勝の出場は絶望視されていたが、懸命のリハビリでベンチ入り。後半47分に途中出場し、現役最後のピッチに立った。「決勝に来るまでが僕の闘いだった」と語る姿はまさに歴戦の点取り屋。イニエスタ同様、試合に懸ける思いは並大抵ではなかった。

 わずか1年間の在籍だったが、ビジャ氏は神戸での思い出を大切にしている。スペイン・マドリード市内の自宅には、自身が掲載された新聞、雑誌、写真が壁一面に並んでいるが、その中には19年3月2日の鳥栖戦(ノエスタ)で決めた来日初ゴールを報じたデイリースポーツも飾られている。ビジャは今も神戸とつながっている。(2013、14年、17~20年担当・デイリースポーツ・山本直弘)

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