「国際親善試合、日本代表4-1ドイツ代表」(9日、ウォルフスブルク)
日本がドイツに4-1で快勝した。昨年のW杯カタール大会での対戦に続き2連勝した。前半11分に伊東純也(スタッド・ランス)が右クロスに合わせて先制。同19分にサネ(バイエルン・ミュンヘン)に得点を許したが、3分後に上田綺世(フェイエノールト)が勝ち越し点。終盤に浅野拓磨(ボーフム)田中碧(デュッセルドルフ)のゴールで突き放した。ドイツとの対戦成績を2勝1分け1敗。12日にはベルギーのゲンクでトルコ代表と対戦する。
リベンジに燃える世界トップクラスの強豪国を力でねじ伏せた。昨年のカタールW杯で勝利したドイツに、今度はアウェーの地で4-1の完勝。森保監督は「厳しい試合になるということを覚悟した上で、チームとして準備を日々やってこられたのがよかった」と日本の進化に、手応えを感じ取っていた。
昨年11月のW杯では前半にドイツがボール保持率で72%を占め、日本はリードを許す中で後半30分過ぎの2ゴールで逆転勝利を収めた展開だった。だが、今回の勝利は違う。
前半11分にDF菅原の右からのクロスにMF伊東が合わせて先制点を奪うと、同点後の前半22分には再び右サイドの展開から最後はFW上田が決めて勝ち越した。
4バックのシステムで主導権を握った前半だったが、後半は3バックに布陣を変更し、さらにドイツの攻撃を封じにかかる。相手にボールを持たれる時間こそ増えたが、カウンターから後半45分、ロスタイムの同47分には途中出場のFW久保を起点に2得点。主将・遠藤が「理想的な展開になった」と話す通り、まさに完勝だった。
「チャレンジしていこうということをチームとしてやれた」と森保監督。W杯後は当時の主力だった吉田麻也や長友佑都らが抜け、若い力が中心となった。そしてアウェーでの戦い。その上で「われわれがボールを握ってコントロールしていくことは目指さないといけない」と臨んだ一戦だった。
苦肉の策でも賭けでもなく、今後の選択肢を広げるシステム変更の奏功に、森保監督は「選手たちが難しい戦術の変更の中でも賢くこなしてくれた」と評した。DF冨安も「W杯とは、また違った勝利」と、この1勝の価値を語る。3年後のW杯へ、森保ジャパンが大きな成果を手にした。