神戸新加入マタ、報道陣に「マタネ」と笑み、実戦形式で妙技スルーパス見せ観衆沸かす 16日広島戦にもJデビュー

 全体練習で軽快な動きを見せたマタ
 ゲーム形式の練習中、大迫(右)と意見を交わすマタ
 練習前、選手らと談笑する吉田監督(左)
3枚

 J1で首位に立つ神戸に新加入した元スペイン代表MFフアン・マタが9日、神戸市内での公開練習後、取材に応じた。報道陣を前に「コンニチハ」とあいさつ。取材終わりには「マタネ」と、自身の名前とかけたシャレも!?世界的ビッグスターは日本語への順応能力も高そうだ。

 練習では移籍後初めて実戦形式メニューに参加。トップ下に入り、FW武藤嘉紀に絶妙なスルーパスを供給するなどサポーターをうならせた。エースFW大迫勇也とも、積極的に意見交換。精力的にフルメニューをこなし、大迫らと居残りでシュート練習も行った。

 「何度かチーム練習もできて、すごくうれしいし、早く溶け込んでいければ。長いキャリアの中で大迫、武藤、山口(蛍)だったり知っている選手はいた。ここに来て知った選手も、みんなすごくいいイメージ。テクニックがあり、攻撃、フィジカルもある。練習に打ち込む姿勢がいい。毎日何かを得て、タイトルを取るためにいい姿勢で練習している」と上々の滑り出しだ。

 マタはレアル・マドリードの下部組織で育ち、2007年、スペイン1部バレンシア、イングランド・プレミアリーグのチェルシー、マンチェスターUとキャリアを重ねた。9シーズンに渡ったマンU時代はMF香川真司(C大阪)とも同僚で公式戦51ゴールを挙げた。スペイン代表では41試合に出場し10得点。2010年W杯南アフリカ大会では7月に神戸を退団したMFアンドレス・イニエスタらとともに初優勝を果たした。

 大迫とのホットラインが今後、初タイトルへのカギになる。「大迫はすごくいいシーズンを送ってゴールもたくさん決めているのでこの調子で得点王になり、チームの優勝に貢献してくれたら。これまで自分がやってきたスタイル。スペインだったりイングランドだったりで自分をここまで連れてきてくれたプレースタイルでチームに貢献したい。それはパスだったり、飛び出しだったり、連係だったり、チャンスクリエートが自分の仕事。大迫選手に対してもそれはそう。可能な限り彼の近くでプレーしてセカンドボールで勝てるようにすること。チームとしては中盤の例えば山口選手とは違うパスコースを作ったりすること」と役割は十分に理解している。

 前所属のトルコ1部ガラタサライでプレー時間は限られていたものの、コンディション次第で16日の広島戦(Eスタ)に出場の可能性もある。「自分はこの夏ずっとトレーニングを積んでプレーできるための準備をしてきている」と、マタはJデビューを心待ちにした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス