Jリーグ・野々村チェアマン 海外審判の招へいを日本協会に提案 神戸・斉藤への誤審 国内審判育成へ「環境つくりたい」
サッカーJリーグの理事会が29日、都内で開かれ、野々村芳和チェアマンは19日の柏戦で神戸MF斉藤未月が全治1年のケガを負ったプレーに関連して、国内の審判員育成の促進へ、海外の審判員が長期的にJリーグの試合の審判を務めることを日本サッカー協会(JFA)に求めていることを明かした。
問題の場面ではゴール前で斉藤が柏のDFジエゴとMF戸嶋祥郎から挟まれるような形でタックルを受けて負傷。今村主審の判定はノーファウルでVARの介入もなかったが、28日にJFAの扇谷審判員長は「われわれの見解はレッドカード。正しいジャッジができなかったことを申し訳なく思っています」と誤審を謝罪していた。
野々村チェアマンは「今回のものがどれにあたるか、審判が1つ基準を示すことは大事だと思う」との見解を示す。その上で「僕らの提案として、選手は多様な国の選手がJリーグに来て、より魅力的なものを提供しようということをやっていることを含めて、海外の審判が1年を通して笛を吹いてくれる環境をつくることが、国内の審判の育成にも効果的だと思う」とした。
「日本のジャッジの基準、見る方の基準を一緒に提案する環境をつくりたいという話はJFAに伝えている。そういうお願いをしている」と、費用面をJリーグが負担した上で海外の審判員をリーグに招くことを、JFA側に提案済みであることを明かしていた。





