J1神戸新加入の新井「自分に合う、ストロングを出す」今夏補強は2人に吉田監督「与えられた選手で」

 J1で首位に立つ神戸は18日、神戸市西区のいぶきの森球技場で柏戦(19日、ノエスタ)に向け調整し、練習後、横浜FCから期限付き移籍したMF新井瑞希(26)がオンライン取材に対応した。「順位的にも首位でクオリティーの高い選手、日本を代表するような選手がたくさんいて素晴らしいチーム。オファーももらいうれしいことだし、横浜FCでなかなか試合に絡めず迷いがあって最後は決めました」と、移籍理由を明かした。

 強化、育成部門トップの永井秀樹スポーツダイレクター(SD)はJ2東京V時代の監督で「期待している」との言葉も後押し。「永井さんのために自分が結果を出すというのが呼んでくれた神戸のために自分ができること。そういう言葉に対してしっかり応えたい」と恩返しを誓った。

 新井は埼玉県北足立郡出身。柏ジュニアユース、浦和ユースで育ち、高校卒業後、Jリーグを経ずにオーストリアのホルンでプレー。J3相模原、J2東京Vなど渡り歩いた。期限付き移籍したポルトガル1部ジル・ビセンテへから今季、初のJ1となる横浜FCに完全移籍。だがリーグ戦出場4試合とチャンスに恵まれなかった。

 「チームによってスタイルが違う、ヴィッセルは自分に合っていると思う。声をかけてもらえた。そこに適応していくのが大事。J1で出た時は、自分の中でやれる、ストロングは出せていると思った。そこを神戸ではもっと出せるようにやりたい」と意気込んだ。

 残留争いから新天地はいきなり優勝争い。「サイドでボールを持った時に1対1で相手をはがして、シュート、クロスにつなげるプレーだったり、アタッキングゾーンでのアイデアだったりを見てほしい」と、どん欲に結果を求めていく。

 吉田孝行監督は2020、21年、J2長崎でコーチ、監督を務めていた際に東京Vの新井は目に留まっていた。「特長は攻撃の部分のドリブルのきれ、アタッキングサードでの仕上げ。ドリブルのいいイメージは持っている。そういうのを出せればチームの力になる」と期待した。

 佳境となる優勝争いに向け経験豊富なドリブラーの加入。一方で18日が締め切りの夏の移籍(第2登録期間)の補強は新井とレンタル先のアトレチコ・パソ(スペイン)から復帰したMF日高光揮の2人にとどまった。監督は「現場としてはやはり残念だけど、クラブの予算もあるし。自分は与えられた選手でやるだけ」と語った。

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