サッカー女子Ｗ杯の日本代表「なでしこジャパン」は５日午後８時（日本時間同５時）から、ニュージーランドのウェリントンでノルウェーとの決勝トーナメント１回戦に臨む。２大会ぶりの８強が懸かる日本は４日に現地入りし、スタジアム近郊で最終調整。池田太監督は試合会場で意気込みを語った。

　負ければ終わりのノルウェー戦。池田監督は「われわれは９０分でしっかりと決着をつけたい。そのプランで、試合はもちろん入る。想定の中でいろいろな準備をしなければいけない」と、いつもと変わらず落ち着いた口調で決意を語った。

　１次リーグ３戦全勝の日本に、他国のメディアも注目している。開催国ニュージーランドのメディアから「大会前は誰も日本が優勝できるとは思っていなかったが、いいスタートを切った。成功できると思っていたか」と称賛を含んだ質問が飛んだ。これに池田監督は「われわれはチームが一体となって目標に向かっている。そういった雰囲気、チームとしての力がこの大会でしっかりと発揮できている」と胸を張った。

　ノルウェーは高さが武器だが「どの国と対戦する時も、その国の強みはある。高さとか、気を付けないといけない部分はあるが、それを防ぎつつも自分たちのアグレッシブさを出していきたい」と指揮官。なでしこのサッカーができれば、結果は付いてくる。