J1川崎とJICAがベトナム連携事業 「川崎フロンターレ算数ドリル」のベトナム語版作成
J1川崎と独立行政法人国際協力機構(JICA)は8日、川崎市の等々力陸上競技場で、日越外交関係樹立50周年における川崎とJICAのベトナム連携事業についての会見を開いた。
川崎は13年からベトナムにおいてトップチームの国際親善試合や、サッカースクール開校などの事業を展開。JICAもJリーグとともにスポーツを通じた開発途上国の発展への支援を行う中で、22年から川崎との連携事業を実施。期間は24年3月までとなる。
今回は、川崎がベトナムのビンズオン省で性別や年齢によらない対象者へ運動不足解消、介護予防への健康促進プログラムを提供。また、日本で人気の「川崎フロンターレ算数ドリル」のベトナム語版を作成。ビンズオン省や、日本在住の子どもたちへも提供することが検討されている。
JICAの青年海外協力隊事務局の橘事務局長は「最近はスポーツを通じた開発、あるいはスポーツそのものを普及するといったことに力を入れている」と説明。「Jリーグ、川崎フロンターレは『共創』パートナー。スポーツを起点に人々が集まり、年齢を問わず男女が集まりスポーツを楽しめる環境を整備し、心身の健康の推進と教育の質の向上に貢献したい」と話した。



