首位走る神戸・吉田監督「フルマラソンなら折り返しも来ていない」柏・ネルシーニョ監督と師弟対決に「チャレンジャー」

 J1で首位に立つ神戸は16日、神戸市西区のいぶきの森球技場で柏戦(20日・三協柏)に向け調整した。前節は広島との上位対決を制すると、横浜M、名古屋など首位を争うチームが敗戦。2位に勝ち点5差をつけ、初優勝への勢いも加速してきた。

 指揮官は「まだフルマラソンでいうと折り返し地点にも来ていない。そういうところは気にしていない。それよりもせっかく広島という素晴らしいチームに勝ったので、次の試合がもっと大事になる。しっかり勝ち点3を取らないといけない」と気を引き締めた。

 次戦は下位に沈む相手だが率いるのは元神戸のネルシーニョ監督で、吉田監督も指導者として多くを学んだ。「わくわくはない。僕にはリスペクトしかない。勝負師ですし、マネジメントとか学ばしてもらった。何をしてくるか分からない。相手を見て、ネルさんなりに考えてやってくる。そういう意味ではいろんな準備をしないといけないので大変。あくまでも自分らはチャレンジャー」と“師弟対決”に腕をぶした。

 開幕から右サイドバック(SB)を務めた元日本代表DF酒井高徳が負傷で前節から不在でこの日も別メニュー。「彼に関しては(足の)痛みを抱えながらやってもらっていた。良くなってくれば入るけど、いつというのは、すぐなのか、けっこうかかるのか、足の状態次第。2カ月くらい我慢してやってもらっていた。それでもあの強度を出せる選手」と監督。長いシーズンを見据えても無理はさせられない。

 MF飯野七聖も離脱し、左SBのDF初瀬亮を右SBに回し、前節は何とか乗り切った。DF大崎玲央も前節で負傷し、DFラインの台所事情は苦しい。「(飯野、大崎は)本人が一番悔しいでしょう。離脱者が多いので今、いっぱいいっぱいですが、なんとかうまく回している」と監督。リーグ最少8失点の堅守ながら、決して余裕はない。

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