横浜M・宮市「サッカーができる喜び」 右膝前十字靱帯断裂から全体練習に部分合流
J1横浜Mの元日本代表FW宮市亮(30)が2日、神奈川県横須賀市内で行われた全体練習に部分合流した。日本代表として臨んだ、昨年7月の東アジアE-1選手権・韓国戦で右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。練習後に取材に応じ「改めてサッカーができる喜びをかみしめて過ごしている」と笑顔を見せた。
宮市は昨季で4度目の手術となった。負傷直後は「もう現役を終えよう」とさえ思った。ただ、SNSなどを通じて届いたファン、サポーターの声に奮起。クラブも昨季限りだった契約を延長し、支える態勢を整えた。
1月29日まで行われたキャンプ終盤から徐々に合流を開始。この日の練習でも接触のあるプレーこそ行わなかったが、右足で強烈なシュートを放つなど順調な回復ぶりだった。
当然リハビリは苦労もあった。それでも「待ってくれている人たちの顔を思い浮かべながら頑張れた」。復帰時期こそ明言しなかったが「一日一日やれることをやった先に見える」と完全復活へ確実に前進している。