キングカズ W杯メンバー発表前最後の試合で今季初得点「ワクワクしますね(笑)」
「JFL、枚方1-3鈴鹿」(30日、たまゆら陸上競技場)
日本フットボールリーグ(JFL)第27節が行われ、アウェーでのティアモ枚方戦に臨んだ鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良(55)は9試合連続で途中出場。後半40分にはPKで今季初得点を決めた。JFLの最年長出場記録と最年長得点記録を55歳246日に更新した。
カズは2-0で鈴鹿2点リードの後半39分に途中出場。直後の右CKをファーサイドで鈴鹿DF中村俊貴が頭で折り返すと、これを阻もうとした相手選手がエリア内でハンド。カズは自らボールをPKスポットにセットし、右足でゴール右上に豪快に決めた。鈴鹿加入後初得点を決めると、メインスタンド前に駆け出し、カズダンスを披露。チームメートにもみくちゃにされる中、枚方のホームゲームでの最多観客数を更新する1521人の観客も大いに沸いた。
カズの公式戦ゴールは、J2横浜FC時代の17年3月12日の群馬戦(ニッパツ)以来、5年7カ月ぶり。永井秀樹(FC琉球、現J1神戸SD)が持っていたJFL最年長得点記録42歳50日も大幅に更新した。「チームメートに感謝したいですね。あそこでPKを取って、自分に蹴らせてくれましたし。たくさんのサポーターも集まってくれて、アウェーにも関わらず声援を送ってくれて感謝します」と喜びを語った。
くしくも11月1日に予定されるW杯カタール大会メンバー発表前最後の試合でのゴール。アピールになったかと問われると「(森保)監督は今まで呼ばなかった人は選ばないと言ってるからね。それでも発表の時はいつもワクワクしますね。もしかしてってね」と笑顔を浮かべて答えた。




