「女子国際親善試合、日本２－０ニュージーランド」（９日、長野Ｕスタジアム）

　国際サッカー連盟ランク１１位の日本代表は同２２位のニュージーランドに２－０で快勝した。日本は前半、ＭＦ宮沢ひなた（２２）＝マイナビ仙台＝が先制。後半にＦＷ植木理子（２３）＝日テレ東京Ｖ＝が追加点を奪った。両チームとも、ニュージーランドとオーストラリアで２３年７月に開幕の女子Ｗ杯に出場する。日本は１１月にスペインへ遠征し、イングランドと強化試合を行う。

　２試合連続で３－４－３の布陣で臨んだチームに勢いと快勝をもたらしたのは、３トップの一角で代表初先発を果たした１８歳の藤野あおば（日テレ東京Ｖ）だ。推進力やシュート力を生かして堂々とプレーし「少しでも（来年の）Ｗ杯の競争に関わっていきたい」と目を輝かせた。今回の代表には、８月のＵ－２０Ｗ杯準優勝メンバーから藤野を含めて３人が引き上げられた。Ｗ杯へ、攻撃陣の競争は激しくなりそうだ。