ルヴァン杯 C大阪4発大勝で広島との決勝進出 小菊監督「舞台は整った。その一言に尽きる」

 後半、チーム3点目のゴールに、ガッツポーズするC大阪・小菊監督
 浦和に勝利し、タッチを交わすC大阪イレブン
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 「ルヴァン杯・準決勝第2戦、浦和0-4C大阪」(25日、埼玉スタジアム)

 第1戦はホームで1-1の引き分けだったC大阪が敵地で4発の大勝。2年連続ルヴァン杯決勝に駒を進めた。小菊昭雄監督は「選手が攻守に準備してきたことを100%表現してくれた」と総括した。

 オーストラリア代表のFWアダム・タガートや欧州遠征を行っているU-21日本代表のDF西尾隆矢ら主力を欠きながら圧倒。小菊監督は「アグレッシブにボールを奪ってゴールを取りにいかないといけない。そこは全員の気持ちも含めて戦術的にも共有できたし、それを全員が全うしてくれた」とホームでの第1戦を1-1で引き分けたことから序盤から積極的にゴールへ迫った。

 前半21分。右サイドを崩してMF毎熊晟矢が抜け出し、クロスを送ると相手DFにボールが当たりゴールに吸い込まれた。「自分で決めたかった」と苦笑いで振り返ったが、オウンゴールを誘発し大量得点につながる先制点を奪った。

 同30分にはペナルティーエリア中央でGKと一対一になったMF奥埜博亮が冷静にループシュートで追加点。後半6分にはFW加藤陸次樹がヘディングで突破をほぼ決定づけるチーム3点目を突き刺した。同35分にはFWジェアン・パトリッキがチーム4点目を決めた。

 昨季は名古屋に敗れ準優勝に終わった決勝。今季の相手は広島に決まった。「舞台は整った。その一言に尽きると思っています。(今季の)リーグ戦、天皇杯で3度負けた相手にファイナルでもう一度戦えること、リベンジできるチャンスを得られたことはうれしく思う。私以上に選手が素晴らしいモチベーションで決勝に向けて準備してくれる」と指揮官。2017年以来となる同杯制覇へ王手をかけた。

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