「ＡＣＬ・１回戦、神戸３－２横浜Ｍ」（１８日、埼玉スタジアム）

　今季Ｊ１で１６位と低迷する神戸が、首位横浜Ｍとの一発勝負を制し、ベスト８進出を決めた。１３日の札幌戦を欠場した主将のＭＦアンドレス・イニエスタ（３８）はベンチスタートのまま出場なしに終わった。

　吉田孝行監督は２－０で勝利した札幌戦（札幌ド）と同じメンバーを送り込んだ。札幌戦メンバー外だったイニエスタはベンチ入りしたが、アップすることなく出場せずに終わった。

　イニエスタについて問われた吉田監督は「けがの状況で言うと、もちろん多少はあるとは思うんですけど、試合には出られる状況ではあります」と負傷を抱えながらも出場は可能であると明かす。そして「試合の展開などそういう部分も含めて今日は出場がなかった」と説明した。

　３得点につながる起点はすべて敵陣でのボール奪取だった。札幌戦で手応えをつかんだ積極的なプレスが機能するメンバーを送り出し、横浜Ｍとの一発勝負を制した。吉田監督はイニエスタについて「これからチャンスも出てくると思う。足の状況とか練習もそこまで重ねられていないのでコンディション面ももっと良くなっていくと思います」と準々決勝以降の活躍を期待した。