神戸 ベンチメンバー4人の福岡にホームで敗れる 初の声出し応援適用試合も見せ場欠く
「ルヴァン杯・準々決勝第1戦、神戸1-2福岡」(3日、ノエビアスタジアム神戸)
ACL出場のためルヴァン杯は準々決勝からの登場となった神戸が初戦を落とした。アウェーゴール2発を許し、早くも追い込まれた。
試合前日に吉田孝行監督は「現実を考えると残留争いが最も重要」とリーグ戦を最重要視する考えを示しており、MFアンドレス・イニエスタ、FW大迫勇也はベンチスタート。今夏加入のMF小林祐希、飯野七聖、FWステファン・ムゴシャを先発させ、チームへの融合を図り、2トップの新布陣も試した。
しかし結果につながらない。コロナ陽性者が続き、リザーブを4人しか帯同せず、うち2人はGKという福岡に前半終了間際にロングボールから最後はFWジョンマリの個人技で先制を許す。後半13分にも福岡FWルキアンに追加点を奪われ2点差となる。後半15分にはイニエスタ、大迫も投入したが、後半ロスタイムの大迫の1点だけに終わった。
神戸のホームゲームでは初の「声出し応援適用試合」。20年2月のACLジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦以来、2年半ぶりの声出し応援が一部の客席で解禁された。サポーターは試合前練習から声援を送り続けたが、見せ場を欠く敗戦に終わった。