サッカー日本代表のＦＷ三笘薫（２５）は７日、イングランド・プレミアリーグのブライトンの公式サイトで初挑戦となる英国でのプレーを心待ちにした。

　「ここに来られて夢のよう」と題したインタビューで、三笘はプレミアリーグを「別次元」と表現しつつも、「すぐに適応できるようにしたい」と意気込んだ。続けて「素晴らしいサポーターの前でプレーできることに、とても興奮している。プレミアリーグは世界最大のリーグで、子供の頃からよく見ていた。ここに来られて夢のようだ。第一の目標は試合に出場してチームに貢献すること。新しいチームメイトやプレミアリーグを知ることも楽しみだ」と活躍を思い描いた。

　ブライトンは公式ツイッターで、ユニホームを着て本拠地「ブライトン・アンド・ホブ」を訪れた三笘の写真を添えて「Ｈｅ’ｓ　ａｒｒｉｖｅｄ！（彼がやって来た）」と投稿した。ブライトンは１９０１年創設で、２０１７－１８年シーズンからプレミアリーグに昇格した。昨季は１２勝１５分け１１敗で９位だった。

　三笘は２０２１年夏にＪ１川崎からブライトンに４年契約で完全移籍。英国の労働許可証を取得できないため、ブライトンのオーナーを務めるトニー・ブルーム氏が所有する、ベルギー１部サンジロワーズに期限付き移籍した。昨季は公式戦２９試合に出場して８得点４アシストを記録した。

　◆三笘薫（みとま・かおる）１９９７年５月２０日、神奈川県川崎市出身。川崎の下部組織出身で川崎ジュニアの１期生。Ｕ－１５、Ｕ－１８を経て、筑波大に進み、２０２０年にＪ１川崎入り。プロ１年目に新人最多タイ記録となる１３得点を挙げ、川崎のＪ１制覇に貢献し、ベストイレブンにも輝いた。Ｊ１通算５０試合２１得点。２１年夏にイングランド・プレミアリーグのブライトンに完全移籍し、ベルギー１部サンジロワーズに期限付き移籍した。同年１１月のカタールＷ杯最終予選オマーン戦で日本代表デビュー。国際Ａマッチ通算７試合４得点。東京五輪代表。１７８センチ、７１キロ。利き足は右。