もう一度触れてみたかったピッチ上での“オシム語録” 担当記者が回想

 元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシム氏が1日、自宅のあるオーストリア・グラーツで死去した。80歳。日本代表監督時代の同氏を取材した担当記者は、当時を「勉強の日々だった」と回想した。

  ◇  ◇

 「オシム監督が倒れたぞ!!」。デスクの声に、着の身着のまま仕事場に向かった2007年11月16日は、今も鮮明に覚えている。

 その日から入院先など取材に駆け回った。ただ、具体的にどこをどう回ったのかは覚えていない。それほど情報が錯綜していた。

 入院して2週間ほどたったころだったか。「冷たくない?」と言いながらアイスクリームを食べさせるアシマ夫人に「冷たくなければアイスクリームではない」と切り返したと聞いた。明快な“オシム語録”を耳にして、ようやく安心できた。

 もっとも、ピッチの上での語録は難解だった。締め切り時間に追われながら、ノートに記した聞き慣れない言葉を、あとで同僚と確認し合うこともしばしば。私にとってオシム監督の取材は勉強の日々だった。

 あれから15年、7回目のW杯出場を決めた日本代表をどう見ていたのだろう。自分自身が少しは成長したと思う今、もう一度語録に触れてみたかった。(デイリースポーツ・高橋伯弥)

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