J2千葉がオシム氏哀悼 クラブへの“最後の言葉”紹介「一歩一歩、進んでいくしか」

 J2千葉は2日、2003年から3年半にわたって監督を務めたイビチャ・オシム氏が亡くなった事を受け「在任中はクラブの発展のために多大なるご尽力をいただきました。ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」と哀悼の意を示した。

 また、昨年30周年記念事業として佐藤勇人氏が行ったオシム氏のインタビューを、クラブへの“最後の言葉”として紹介。冒頭から「日本のみなさん一人ひとりにあいさつしたいが、日本は人口が多すぎる。よろしくといっているうちに舌が伸びてしまうかもしれない」とオシム節全開だった。

 続けて「どうしたらそこに戻れるのか、考えなければ。そのためには、チーム経費をできるだけ少なく、チームのクオリティをできるだけ高くしなければならないが、両立は簡単ではない。ぼやぼやしていると、給料の高いチームに移りたいと言い出す選手が出てくるかもしれない」とオシム氏。「残念ながら、サッカー界全体がお金に買われてしまったような状態だ。サッカー界が大地から離れて、ふわふわ浮き上がっている状態なのが心配だ」と心の内を明かした。また「さまざまなアイデアを出すことが革新につながる。もちろん全部のアイデアが採用されるわけではないが、未来を予測して、それに見合ったアイデアを出すことが大切だ。一歩一歩、進んでいくしかない」とも話したという。

 オシム氏は1日、自宅のあるオーストリア・グラーツで死去した。80歳だった。

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