ACL J1川崎 自力での1位突破が消滅 16強へ家長「最後まで信じてやりたい」

 蔚山戦で競り合う川崎・家長(中央)=ジョホールバル(ゲッティ=共同)
 競り合う川崎・遠野(左)。右奥は佐々木(ゲッティ=共同)
 後半、川崎・谷口(左)、山根(13)がディフェンスする中、蔚山選手(右)がチーム3点目のゴールを決める(ゲッティ=共同)
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 「ACL・1次リーグ、蔚山3-2川崎」(27日、ジョホールバル)

 東地区の1次リーグ第5戦が行われ、I組のJ1川崎は蔚山(韓国)に2-3で敗れた。今大会初黒星を喫し、同組首位から暫定2位に後退し、自力での首位通過が消滅した。川崎は2勝2分け1敗で勝ち点8のまま、蔚山は3勝1分け1敗の同10。広州-ジョホール・ダルル・タクジム戦でジョホールが勝てば、川崎は3位となる。最終戦は30日に広州FC(中国)と対戦する。

 痛恨の黒星だった。初戦では1-1の引き分けだった蔚山に3失点。ここまで4試合1失点を誇っていた堅守が崩壊した。鬼木達監督(48)は試合後、「やらせてはいけない失点だった。一気に持っていかれたところもあるので、修正していく必要がある」と振り返った。

 指揮官が「大一番」と位置付けた一戦だった。勝てば1次リーグ突破に大きく前進するはずだったが、ミスも絡んで前半20分で2失点。試合運びで完全に後手を踏んだ。レアンドロダミアンの今大会初ゴールで1点差として前半を折り返したが、後半2分にまたも失点。終了間際に再びレアンドロダミアンが1点を返したが、及ばなかった。

 蔚山とは昨年の決勝トーナメント1回戦でも対戦し、PK戦の末に敗れていた。遠野は「今回は必ず勝ちたい」と雪辱を誓っていたが、因縁の相手に再び屈した。

 自力での1位通過は消滅したが、各組2位のうち成績上位3チームも決勝トーナメントに進めるため16強への可能性は残る。鬼木監督は「かなり苦しくなった」と認めつつも「最後まで諦めることなく次のゲームに集中したい。負ける時も勝つ時もあるが、その後に前を向いて何ができるかだと思う」と顔を上げた。家長も「最後まで信じてやりたい」と最終戦に望みをかける。

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