“桜の守護神”C大阪・金鎮鉉 次節いよいよ大記録へ 小菊監督「努力のたまもの」

 J1C大阪の元韓国代表GK金鎮鉉(キム・ジンヒョン=34)が25日、舞洲グラウンドでの練習後、あと1試合に迫る外国籍選手のJ1最多出場記録について語った。「自分は一試合一試合、目の前の試合に集中してきた。それが今の記録につながっている。いつも通り目の前の一試合に集中することに変わりない」とぶれない思いを強調した。

 現在、J1通算332試合出場。次節・鹿島戦(29日・ヨドコウ)に出場すればJ1通算333試合出場となり、鹿島や神戸で活躍したブラジル出身のマルキーニョスに並ぶ。東国大(韓国)卒業後の09年にC大阪でプロキャリアをスタートさせ、14シーズン目。在籍14年はDF丸橋祐介と並んで現所属選手では最長となる。

 入団初年度から正GKとなり、負傷時期以外はほぼ14年間、C大阪の守護神として君臨してきた。「誰よりもやってきた記憶があります」と人一倍のトレーニングを重ねてきた。また、日本語を早々に習得し、通訳なしで取材に応じるなどピッチ外でも努力家だ。

 来日当初から金鎮鉉を見てきた小菊昭雄監督の言葉もそれを裏付ける。「ジンヒョンが初めて来た時はすごく覚えている。言葉も通じない、右も左も分からない環境下で練習生として参加したところから、日本語を学び、人間関係を構築してきた。本当に彼の努力のたまもの」。小菊監督はコーチ時代、選手がもう帰っただろうという時間にトレーニングルームを使用しようと向かった際に、一人残って汗を流す金鎮鉉に出くわしたことが何度もあるという。「いろいろな監督がGKに求めるところでの違いは当然ある。監督が代わる中で出続けることは、彼が日々積み重ねてきた努力のたまもの」と評価する。

 C大阪一筋で打ち立てる金字塔。14年のキャリアの中では移籍を考えた時期もあったという。特に韓国代表の守護神の座を争っていた時期は「自分を強くするんじゃないか、うまくなるんじゃないかと移籍を考えたこともありました」と振り返る。

 ただ、C大阪への愛着が勝った。「まずセレッソが僕を信頼して取ってくれた。初めてのプロのチーム。しょうもないミスをした時も試合に出してくれた。支えてくれたチームに何も残していないと思ったことがセレッソに残った一番の理由」。桜の守護神が次節、いよいよ大記録に並ぶ。

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