川崎 悲願Vへ劇弾ドロー発進 後半48分CKからDF車屋押し込んだ
「ACL・1次リーグ、川崎1-1蔚山」(15日、ジョホールバル)
東地区の1次リーグが始まり、I組で初優勝を目指す川崎は蔚山(韓国)と対戦し、1-1で引き分けた。後半48分に途中出場のDF車屋紳太郎(30)が同点ゴールを決めた。
悲願のアジア制覇を目指す川崎が土壇場で追い付き、勝ち点1を手にした。0-1で迎えた終了間際の後半48分だった。左CKから相手GKがこぼしたボールをDF車屋が左足で押し込んだ。
蔚山とは前回の決勝トーナメント1回戦で対戦し、0-0で突入したPK戦の末に敗退を強いられた。川崎の鬼木監督は「やはり昨年の悔しさがある。クラブ、選手全員がそういう思いをぶつけられるゲームをしたい」と雪辱に燃えていた。
前線にボールを蹴り込んでくる相手に後手を踏んだ。高温多湿の気候に苦しみ、前半21分の失点が重くのしかかった。後半はリズムを取り戻し、終盤は布陣を2トップに変更して1点を追った。後半47分のFW宮城のシュートは好守に阻まれ敗戦も覚悟したが、最後に執念が実った。
鬼木監督が「1次リーグの結果を左右する」と重要視していた初戦で何とか勝ち点を得た。中2日で5試合を残し、次戦は18日に広州FC戦(中国)と対戦する。劇的なドローで弾みをつける。




