ドイツ１部シュツットガルトは７日、Ｕ－２１（２１歳以下）日本代表ＤＦチェイス・アンリ（１８）が７月１日から下部組織にあたる２１歳以下のチーム（４部相当）に加入すると発表した。昨秋に２週間の練習参加を行っていた。クラブの公式サイトによると複数年契約を締結したという。

　福島・尚志高出身で米国人の父と日本人の母を持ち、本格的にサッカーを始めたのは中学からという。１８７センチ、８０キロの体格を誇る大型センターバックで２０２４年パリ五輪世代での活躍も期待される。１月の日本代表候補合宿ではトレーニングパートナーとして帯同。複数のＪクラブも獲得に乗り出していた。シュツットガルトには日本代表ＭＦ遠藤航やＤＦ伊藤洋輝が所属している。

　シュツットガルト下部組織ダイレクターのトーマス・クルッケン氏は「アンリは１４日間、一緒にトレーニングを行い、我々を納得させることができた。デュエルに強く、一対一にも強みを持つ屈強なディフェンダー。フィジカルに加え、スピードとパスワークも持ち合わせている」と高く評価した。