「明治安田生命J1、京都1-0浦和」(19日、サンガスタジアム)
J2から昇格した京都はFWピーター・ウタカ(38)の得点で浦和を1-0で破った。神戸は0-2で名古屋に完敗。昨季2位の横浜MはC大阪と2-2で引き分けた。鹿島はG大阪に3-1で快勝し、柏は湘南を2-0で下した。広島-鳥栖、磐田-福岡、清水-札幌は引き分けた。
堂々の戦いぶりでJ1復帰戦を飾った。チョウ監督は「今日の勝利はわれわれのできが良かったのではなく、いつも準備してきたことを選手がそのままやったから。選手を誇りに思う」。勝ち点3は偶然のものではなかった。
2010年12月4日のFC東京戦以来、4095日ぶりのJ1勝利で開幕白星。試合を決めたのは、38歳で自身5年ぶりのJ1を戦うウタカだった。「得点で勢いをもたらそうと思っていた」と後半4分、右サイドを突破したMF川崎のクロスを冷静に右足で流し込んだ。京都にとってJ112年ぶりのゴールでもあった。
リードを奪った後は猛攻を受けたが、最終ラインを高く保ち、力の限りハイプレスをかけ続けて得点を与えなかった。指揮官は「真っ向勝負以外は今のサンガに必要ない」と言い切る。スタメン4人、控え4人が初J1というメンバーでも、12日に富士フイルム・スーパーカップで王者・川崎に勝利した浦和を相手に京都のスタイルを崩さなかった。
20年に完成したサンガスタジアムには、浦和サポーターも含め1万1701人が訪れた。J1デビュー戦だったDF麻田は「浦和の圧を感じることはなかった。ホームで良い雰囲気を作ってくれた」とホームスタンドに感謝。ファン、サポーターと一丸での勝利でもあった。
目指すは残留などではない。それでも謙虚に「いつも足元を見つめながら進みたい。(チームテーマの)アドベンチャーの一歩を踏み出せた」とチョウ監督。最高の形で12年ぶりJ1の冒険が始まった。