浦和がJ1王者の川崎破る 江坂2発 富士フイルム・スーパー杯

後半、2点目のゴールを決め喜ぶ浦和・江坂(奥)=撮影・三好信也
後半、2点目のゴールを決める浦和・江坂(撮影・三好信也)
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 「富士フイルム・スーパーカップ、浦和2-0川崎」(12日、日産スタジアム)

 天皇杯王者の浦和がFW江坂任の2発でJ1王者の川崎に勝利し、スーパー杯を制した。MF岩尾憲とDF馬渡和彰ら新戦力も先発した。

 昨季は4度対戦して3分け1敗と勝てなかった川崎を相手に序盤の好機を逃さなかった。前半7分。DF酒井宏樹の右クロスに走り込んだ江坂が冷静に右足で今季公式戦チーム1号となる先制点をたたき込んだ。

 酒井は1、2月にW杯アジア最終予選を戦っていた日本代表の活動に参加していたため沖縄キャンプに参加せず合流は8日だった。それでも、右サイドバックから積極的な攻撃参加でチャンスを作り出していた。

 浦和は後半に入り特にボールを支配され苦しんだが、またしても江坂が少ないチャンスとなったカウンターから左足を振り抜いて2点目を挙げた。試合後のインタビューでは「最高です」と喜びを爆発させた。

 守備では強力な川崎の攻撃を最後まで抑え無失点で終え、07年以来のスーパー杯を勝ち取った。

 川崎は11日にトップチーム選手2人とトップチームスタッフ2人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたが、試合当日にスクリーニング検査を受け、出場条件を満たした選手で出場。FWチャナティップが川崎デビューするなどし、試合の流れはつかんでいたものの1点が遠かった。

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