C大阪 森島社長&梶野部長がサポーターに謝罪 意見交換会で昨季成績に厳しい意見
J1C大阪は11日、ヨドコウ桜スタジアムでサポーター約500人が参加した意見交換会「サポーターズコンベンション」を開催。サポーターからは昨季12位と低迷したことについて責任を問う厳しい意見が続き、森島寛晃社長(49)、梶野智チーム統括部長(56)が謝罪。今季の巻き返しを誓った。
昨季はリーグ12位、ルヴァン杯準優勝、天皇杯ベスト4に終わり、開幕前に掲げた「最低トップ3、タイトル獲得」の目標に大きく届かなかった。森島寛晃社長が「トップ3の目標を達成できず、申し訳ありませんでした。2022年シーズンは期待をしっかり受け止めてサポーターの皆様と一緒に戦っていきたい」とあいさつして始まった。梶野智チーム統括部長は「昨シーズンはリーグにおいて12位。内容的にも非常に面白くない試合を行いまして、誠に申し訳ありませんでした」と冒頭から謝罪した。
質疑応答では、昨季の低迷について厳しい意見が続いた。20年に4位と結果の出ていたミゲルアンヘル・ロティーナ監督から昨季はレビー・クルピ監督に交代。残留争いに巻き込まれた8月にコーチの小菊昭雄監督に交代し、J1残留は果たしたが、強化責任者の梶野部長は責任をどう考えているのかと追及された。
梶野部長は「みなさんが思っている通り、私に責任があると思っております」と再び謝罪。そして「みなさんの不満、怒りは重々承知しています。私自身がここにいてもいいのかと本当に思っています。ただやはりこのクラブが私自身好きですし、森島社長と力を合わせてクラブが掲げた理念を達成するために目標設定しております」と今季も3位以内を目指すことについて説明した。「昨年の成績が非常に悪かったのは申し訳ないと思っています。今年必ずみなさんに満足していただいて、少しでもその怒りを収めていただくために努力していきます」と述べた。
サポーターからは「どんなことがあってもセレッソが好きなんです」とC大阪を愛する熱い思いも直接伝えられた。森島社長は「貴重なお言葉ありがとうございます。今言われたことを選手、クラブスタッフ全員が常にみんなと戦っている感謝の気持ちを持ちながらいいクラブにしていきたい」と受け止めた。
最後には小菊昭雄監督と新加入選手が登場。19日の開幕戦・横浜M戦(日産ス)への意気込みを語り、約2時間で終了した。


