なでしこ 1位突破も韓国とドロー 長谷川「力が足りなかった」終盤失点に不満
「女子アジア杯・1次リーグ、日本-韓国」(27日、プネー)
1次リーグC組最終戦が行われ、日本代表「なでしこジャパン」は韓国と1-1で引き分けた。ともに勝ち点7で並んだが、日本は得失点差で上回り、同組1位での通過が決まった。30日にナビムンバイで準々決勝に臨む。日本は開始早々に植木(日テレ東京V)が先制し、その後も攻勢だったが加点できず、試合終盤に同点ゴールを許した。
1位突破もすっきりしない引き分けだった。圧倒的に攻めた前半から一転、後半は苦しい展開に。終盤にCKから失点して追いつかれ、池田監督は「(突破した)満足と、そうでない両方の気持ちがある」と振り返った。
試合開始30秒すぎ。左サイドバックの三宅が前線に送ったロングボールに快足の植木が反応した。動きながらのトラップから相手の間を縫うように運び、右足で決めた。早々に先制に成功。その後もボールを支配したが、韓国がリスクを負って点を奪いにくると、じりじりと押し込まれ、ゴールを割られた。
長谷川は「試合の中で修正できるところはあった。伝えたり、実行したりする力が足りなかった」と言う。プレーの強度を保ちつつ、相手の変化にも対応する。今後もついて回りそうな課題が浮かび上がった。