国内組のみで森保ジャパンの序列崩せ 小柏ら4人初選出、指揮官も台頭を期待

日本代表に初選出された(左から)小柏、荒木、瀬古、西尾
 ウズベキスタン戦の招集メンバーを発表する森保監督 (c)JFA
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 「キリンチャレンジカップ、日本-ウズベキスタン」(2022年1月21日、埼玉スタジアム)

 日本サッカー協会は7日、国際親善試合ウズベキスタン戦に臨む日本代表22人を発表した。W杯カタール大会アジア最終予選B組の中国戦、サウジアラビア戦への強化試合となる今回は、国内組のみの構成で小柏剛(23)=札幌、荒木遼太郎(19)=鹿島=ら4人が初選出。これまで実績のある選手を中心に起用してきた森保一監督(53)は「経験の少ない選手が序列を崩して割って入ることは十分ある」と新戦力の台頭に期待した。

 森保ジャパンの転機となる力を秘めたメンバー選考となった。「序列を崩す意味では経験の浅い選手が割って入ることは十分あり得る」。これまでは実績のある選手を中心に起用するなど序列重視の傾向があった森保監督が、自らそれを覆す可能性を示唆した。

 「序列はあるけど絶対ではない」。この言葉が現実となるきっかけとして、国内で確実に結果を残した選手を選考。今季リーグ10得点でベストヤングプレーヤー賞に選ばれた荒木、リーグ30試合7得点の小柏、C大阪の瀬古と西尾の初招集4人。さらに今夏、欧州から国内へ復帰後、神戸で14試合5得点7アシストの武藤も3年ぶりに招集した。

 森保監督は「個で局面を打開する力を持っている」と荒木や小柏を評価。武藤、江坂らW杯最終予選で一度もメンバー入りしていない7人の“復帰組”には「成長しているところをたくさん見せてほしい」と期待した。

 1月17日から合宿を予定し、同21日のウズベキスタン戦へは十分な練習時間も確保できる。最終予選の中国、サウジアラビア戦を見据えても、「試合に出られるパフォーマンスを見せてもらえれば起用する」と、序列を変えるようなアピールを促した。

 もちろん、最終予選メンバーは主力の欧州組も選考されるため、国内組にとってはかなり狭き門であることに変わりはない。「生き残りは選手自身のパフォーマンスにかかっている」と森保監督。国内組から新たな日本の選択肢を広げていく。

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