神戸・酒井高徳が「三木谷良一賞」受賞 唯一リーグ戦全試合出場、チームへの提言も

 「明治安田生命J1、神戸0-2横浜M」(27日、ノエビアスタジアム神戸)

 勝てば自力で3位以内が確定する神戸はホーム最終戦で2位横浜Mに0-2で完敗。しかし4位名古屋も敗れたため、3位が確定した。2016年の7位を上回るクラブ最高順位を更新し、目標としてきた来季のACL出場権を獲得した。

 試合後にはスタジアムで選手・スタッフが登場して「ファイナルセレモニー」を開催。今季最多の1万5013人の観客へ、3位を報告した。また、シーズンを通して最もチームに貢献した選手へ贈られる「三木谷良一賞」には唯一リーグ戦全試合出場を続けてきた元日本代表DF酒井高徳(30)が選出された。

 19年8月に神戸に加入後、時に厳しい意見も口にしてチームの成長を促してきた酒井は「チームとしてはACL出場圏内を目標にしてきて、それが達成できたのはすごく良かった。ACLを頭に入れながら試合ができるのは幸せなこと。悔しかった思いを取り返せる絶好のチャンスを自分たちでつかみとり、成長した姿を少しは見せられた」とまずは目標を達成した喜びを語った。

 一方で現実にも目を向ける必要性を強調する。「2位との直接対決に今日負けてしまった事実。同じ相手に2敗してしまっているということは力の差があると思っている。そこを勝てるということが今後、リーグを優勝していくという目標を掲げる上で必要。実力の差を埋めていかないといけないという認識はチームも忘れちゃいけない」と提言した。

 自身のプレーについても厳しく見つめる。「全試合出たとか正直そんなに気にしていなくて、それよりも貢献度」と語り、「数字が少ない」と言い切る。「活躍したサイドバックの数字を見た時に自分は物足りない。守備はDFなのでしっかりやらないといけないと分かっているんですけれど、攻撃でチームに貢献したい思いが人一倍強い。クロスの質や最後の質が低いのでアシストにつながらないシーンが結構多い。もっともっと努力しなければいけない」と向上を誓った。

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