神戸・大迫 2試合連発!次戦勝ってACL出場決める 代表帰り即2戦不発のうっぷん晴らし
「明治安田生命J1、横浜FC0-2神戸」(20日、ニッパツ三ツ沢競技場)
神戸はFW大迫勇也(31)の2試合連続ゴールなどで横浜FCを2-0で下し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得へまた一歩前進した。横浜FCは来季J2への降格が決定。湘南に0-2で敗れた仙台、鹿島と0-0で引き分けた大分も来季J2への降格が決まった。残る一つの降格チームは湘南と清水、徳島に絞られた。
代表帰りの大迫が神戸に勝ち点3をもたらした。前半9分。MFイニエスタからのパスを左サイドで受け、ドリブルで切り込み相手DFのタイミングをずらすと右足を迷いなく振り抜いた。自身2戦連発で3連勝に導いた。
「コンディションどうこうよりやるべきことをしっかりとチームの中でやろうとした。自分ができることはチャレンジしようと考えていた」
日本代表として9月から最終予選6試合全てに先発。中国戦では得点も挙げたが、それ以降の代表戦では得点がなく、11月も11日のベトナム戦、16日のオマーン戦に出場しノーゴールに終わっていた。その鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような躍動となった。三浦監督も「(大迫が)先発してくれるだけでガラッとチームは変わる。しっかりと点を取ってくれた。言うことはない」とたたえた。
同31分にはFW武藤との連係からペナルティーエリア右にドリブルで侵入すると相手DFに倒されPKを獲得。キッカーを務めたイニエスタが沈めて2-0とした。前半でベンチへ下がったが「相手に取っては怖い攻撃ができている」(大迫)と胸を張った。
これでチームは6戦連続負けなしで3位のACL出場圏内をほぼ手中とした。それでも、「ACLどうこと言うよりあと2試合ある。勝てるようにするだけ。まだまだ通過点」と大迫。目標達成まで目の前の戦いに全力を注ぎ続ける。