JリーグがSNS講習実施へ 選手への誹謗中傷に対抗策 主要プロスポーツ界初
サッカーのJリーグが会員制交流サイト(SNS)での選手らに対する差別や誹謗(ひぼう)中傷、なりすまし被害対策のため、総務省などと共同してセミナーを開催し、法的措置を含む具体的な対抗策を講じる準備に入ったことが15日分かった。主要プロスポーツの統括団体として初の試みで、他競技への波及も期待される。
セミナーは13日に開かれ、Jリーグ全57クラブ、日本サッカー協会などサッカー関連団体から約200人がオンラインで参加した。短文投稿サイト「ツイッター」と、写真共有アプリ「インスタグラム」を運営する交流サイト大手「フェイスブック」の日本法人からも出席。違反投稿の申告、投稿の削除や投稿者の情報開示を求める手続きで説明を受けた。訴訟も見据えて投稿画像を保存するなど、具体的な手順も共有した。