FW古橋がサウジ撃破の秘密兵器 中東の雄が未経験の速さ&決定力 出会い頭で「決め切れれば」

 日本代表は7日午後8時(日本時間8日午前2時)から敵地ジッダでW杯カタール大会アジア最終予選第3戦のサウジアラビア戦に臨む。日本協会によると観客数は当初60%だった収容率が100%に認められたといい、約6万人の完全アウェーの雰囲気になると予想される。6日、試合会場で公式練習を行い、オンライン取材に応じたFW古橋亨梧(26)=セルティック=は「とにかく、やらないといけない」と力を込めた。

 必勝を期す一戦で日本の秘密兵器となる。古橋は「とにかく僕はやらないといけない。後がないと思っている」と強い覚悟をにじませた。直近の対戦となる2019年1月のアジア杯では代表入りしておらず、古橋が得意とする背後への抜け出しや機敏性、決定力をサウジアラビアが体感するのは初めて。「最初のプレーでチャンスを作り、決め切れればチームも個人も乗れる」と出会い頭の一発を思い描いた。

 9月の中国戦で右膝を痛め戦線離脱した。同28日に発表された代表メンバーに名前はなかったが、森保監督は回復を待ち望んでいた。同30日の欧州リーグで古橋が先発復帰すると、1日には予定通り26人目の選手として追加招集に踏み切った。

 代表合流直前に行われた3日のリーグ戦でもゴールを決めており、状態については「今は全然大丈夫」と万全を強調した。指揮官は「練習を見て先発かサブからのスタートか決めたい」と慎重で、切り札として途中出場が有力。1トップでも2列目でも「与えられたポジションで結果を残すことが大事。自分がやれることをチームのために、犠牲の精神で働けたら」と語った。

 異国での不慣れなリハビリ期間を通じて「たくさんの人が復帰できるように協力してくれた。感謝の気持ちを忘れずに頑張りたい」と決意を新たにした。日本にとって前半戦のヤマ場となる2連戦へ「日本代表はすごいなと思ってもらえるようなプレーをしたい」。自身のゴールでW杯への道を切り開く。

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