クーマン監督解任回避をレジェンドの息子が後押し 地元メディアが伝える

 サッカーのスペイン1部リーグ、バルセロナを率いるロナルド・クーマン監督の“延命措置”の裏にレジェンドの息子の後押しがあったという。解任目前とされていたが同監督だが、ジョルディ・クライフ氏(現クラブ国際スカウト責任者)がクラブの会長に解任回避を進言したことでクビがつながったとされる。同氏は元オランダ代表の伝説的選手、ヨハン・クライフ氏の息子。現地メディアが6日までに伝えている。

 地元テレビ局・TV3などの報道によると、先月30日の時点でバルセロナのラポルタ会長は監督解任を決めていたが、今月1日と2日にクーマン監督と話し合いをした後に方針変更。同会長は同タイミングでクライフ氏とも電話でコンタクトを取っており「監督への対応についてメディアに話すのをやめるべき」「今後複数の主力選手がケガから復帰する状況であるため、現監督にもう少し時間を与える方が良い」との見解を伝えられたという。

 助言を受けてラポルタ会長は、2日のアトレチコ・マドリード戦を前にメディアに向けて「彼(クーマン氏)は我々の監督で、信頼を置くのに相応しい」とコメント。同試合で出場停止処分となっていたクーマン監督は来賓席で試合観戦しており、その横にはクライフ氏が付き添っていた。

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