Ｊリーグが１０月３０日のＹＢＣルヴァン杯決勝（埼玉）など複数の公式戦で、試験的に入場制限数を超す観客動員を検討していることが２１日、複数の関係者の話で分かった。コロナのワクチンを２回接種済みか、検査陰性のいずれかを示す証明書があれば緩和の対象とする「ワクチン・検査パッケージ」という仕組みを活用する。

　リーグは入場制限について緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の対象地域は上限５千人か収容人数の５０％の少ない方、解除後も１カ月間は上限１万人もしくは５０％の少ない方で開催と定めている。ルヴァン杯決勝などでは上限数に上乗せして、証明書の保持者向けの席を設ける方向で調整している。