C大阪・乾貴士が入団会見「Jリーグに帰ってくるならセレッソ」チーム愛強調

オンラインでの入団会見を行ったC大阪MF乾貴士
 入団会見を行ったC大阪の森島社長(左)とMF乾(セレッソ大阪提供)
 ヨドコウ桜スタジアムで背番号23のユニホームを披露するC大阪MF乾(セレッソ大阪提供)
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 J1C大阪に新加入した元日本代表MF乾貴士(33)が2日、オンライン上で森島寛晃社長(49)とともに入団会見を行った。「いつかはこのチームでやりたいと思っていた」と11年7月以来、10年ぶりに復帰するC大阪への思いを語った。

 6月にスペイン1部エイバルを退団して無所属となっていた乾は、復帰要請を受けていたC大阪の練習に参加しながら欧州でのプレー継続を模索していたが、移籍期間の終了前に断念。8月31日にC大阪復帰を発表した。「オファーをいただいてずっと待ってもらって、すごくいいタイミングで加入することができたので心機一転というか、チームも変わるところで自分もそこに加わっていい競争ができていけたらいいなと思います」。レビークルピ前監督が退任し、小菊昭雄新監督として生まれ変わろうとするチームに自身も重ね、復帰を決断した。

 復帰を決めた一番の理由にC大阪への愛着を挙げた。「いつかはこのチームでやりたいと思っていた。Jリーグに帰ってくるならセレッソ大阪という思いがずっとありましたし、10年間海外にはいましたけど、セレッソの試合は常に見ていましたし、オフシーズンには練習参加させてもらった。理由というか、ただただこのチームが大好き。オファーをいただいて今がそのタイミングなのかなと思って決めました」と説明した。

 ドイツ、スペインで挑戦を続けてきた。特に6シーズンプレーしたスペインは小学生の頃からの夢見た舞台だった。「正直6シーズンもスペインでプレーできるとは思っていなかった。自分の財産。その経験を次はセレッソの若手に伝えていけたら」と話す。

 入団会見のこの日、カタールW杯に向けたアジア最終予選がスタートする。代表復帰への思いを問われると「正直そこは今は何も考えていないです。とにかくセレッソのためにということしか頭にないです」とC大阪でのプレーに集中する。

 9月5日に行われるG大阪とのルヴァン杯準々決勝第2戦を復帰戦に定め、準備を進めている。

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