C大阪5発大勝で1次L突破に王手 2得点の加藤「絶対決めてやろうという気持ちで」
「ACL・1次リーグ、C大阪5-0広州FC」(6日、ブリラム)
3年ぶり4度目のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場のJ1C大阪は、1次リーグJ組第5戦で広州FC(中国)にFW加藤陸次樹(23)の先制点など5-0で圧勝した。4勝1分けの勝ち点13で首位をキープ。同日17時(日本時間7日1時)に始まる同組の試合で傑志(香港)がポートFC(タイ)に敗れれば、1位通過が決まる。
両チームは6月24日に1次リーグ初戦で対戦。今大会、カンナバロ監督を始め、主力が帯同しておらず若手中心のメンバーの広州FCに対し、主力で臨んだC大阪が2-0で白星発進した。
今回はC大阪も主力を温存し、3日のポートFCからDF西尾以外の先発10人を入れ替えた。それでも序盤からC大阪が主導権を握り、FW加藤、松田力が果敢にシュートを放つが、精度を欠く。嫌な雰囲気が漂い始めた33分、右サイドに開いた松田力のクロスに加藤がスライディングで合わせ、難しいシュートで先制した。後半は一方的な展開となり、8分にMF松本、22分にDFチアゴ、27分には再び松本が追加点。最後はロスタイムに加藤が5点目を決めて試合を締めた。
加藤は今大会2試合目の先発。前回は唯一引き分けとなった6月30日のポートFC戦で無得点に終わっていた。「僕自身、得点のチャンスがあったのに決めきれずチームが引き分けになってしまった。今日は絶対決めてやろうという気持ちで入った。ゴールもできましたし、勝利ができたことが本当にうれしいです」。ACL初ゴールを含む2得点で勝利に貢献した。