吉田麻也 3度目の五輪へ決意「残るはメダルしかない」「結果で恩返しする」

 原則24歳以下で争われる東京五輪サッカー男子に臨む日本代表は5日、静岡県内で事前合宿を開始し、オーバーエージ(OA)枠のDF吉田麻也(32)=サンプドリア=らがシュート練習などで約1時間半、汗を流した。自身3度目の五輪となる吉田は「最後」となる五輪に向けて「メダルしかない」と決意を新たにした。日本は12日にホンジュラス(ヨドコウ)、17日にスペイン(ノエスタ)と強化試合を行い、22日に南アフリカと1次リーグ初戦を迎える。

 東京を集大成の舞台とする。OA枠が導入された96年アトランタ五輪以降では単独最多3度目の出場となる吉田は「3回も出られるなんて幸運だと思う。仲間に加えてくださったスタッフと選手に感謝の気持ちでいっぱい」と喜びを口にした。

 08年北京は1次リーグ敗退、12年ロンドンでは4位と躍進した。「おそらく最後」と語る東京五輪では「残るはメダルしかない。感謝だけでなく結果で恩返しするしかない」と決意を示した。

 主将を託され、練習のランニングでは先頭を駆けた。若い選手たちに向けて「どこまで突き詰められるか、どこまで自制できるか。終わった時に後悔があるのが一番良くない。持っているものを出し切って終わる大会にする。今日からそのための準備をすることが大事」と金言を送った。

 背番号は代名詞の22番ではなく5番。OA枠として臨んだ9年前と同じ背番号が与えられた。ロンドンでの“忘れ物”を東京でつかみ取る。

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