J1徳島 ポヤトス監督の初陣飾れず 鹿島に惜敗「落ち着きを持てなかった」

 「明治安田生命J1、徳島0-1鹿島」(17日、ポカリスエットスタジアム)

 新型コロナウイルス感染拡大によって新規入国が制限され合流が遅れていた、J1徳島のダニエル・ポヤトス監督(42)がリーグ戦11試合目にして、今季初采配を振るった。

 雨中のホームゲーム、前半は鹿島の堅い守備によってなかなかボールを前に運べず、攻めあぐねる時間が長く、前半31分にはコーナーキックから決勝点を奪われた。今季ここまでチーム最多タイの3得点を決めているFW垣田裕暉(23)は、鹿島から期限付き移籍中のため契約によって出場できず。後半に入って流れを取り戻したが、ゴールは遠かった。

 ベンチ前で身ぶり手ぶりを交えながら指示を飛ばしたポヤトス監督。試合前、選手には「勇敢に戦おう」とゲキを飛ばしたという。試合後は「難しい試合だった。後半は改善することができたが、相手に適応され、落ち着きを持てなかった」と初陣の反省点を語り、敗戦に厳しい表情を見せながらも、ようやく立てた日本のピッチに「楽しんで、いい時間を過ごすことができた」と感慨深げにこの日の試合を振り返った。

 一方、チームのトップが変わったことで、集合や食事の時間など、ピッチ外での細かなルーティンなどがこの試合から変わったという。主将のMF岩尾憲(32)は「これまで継続していたリズムが変化するとなると、少し戸惑いが出たり、もっと言うとフラストレーションがあったりとか、ピッチ外で難しい部分も当然ある。いい意味で、適応していかないといけない段階」と、淡々と語った。

 次戦は21日のルヴァン杯、敵地で神戸と対戦する。悔しい日本初戦となったポヤトス監督。次こそ“初勝利”を手に入れる。

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