J1川崎が5連勝 開幕から11戦無敗 遠野「足を振れば何かが起こる」
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「明治安田生命J1、川崎3-1福岡」(14日、等々力陸上競技場)
MF遠野大弥(22)の1得点1アシストの活躍などで川崎が連勝を5に伸ばし、開幕から11戦無敗とした。
先制点は前半20分だった。CKのこぼれ球を受けた遠野が右足を強振。「思い切り足を振れば何かが起こる」と放ったミドルシュートが相手に当たってゴールに吸い込まれた。
1-1の後半10分にはクロスのこぼれ球を拾って「ファーに打てば誰かが触ってくれる」と左足シュート。今季初先発のFW知念慶(26)が押し込み決勝点につながった。
異色の経歴を持つ。2017年に藤枝明誠高(静岡)から日本フットボールリーグ(JFL)のホンダFCに加入。2020年に川崎に完全移籍すると同時に福岡へ期限付き移籍し、J1昇格に貢献した。古巣相手に存在感を発揮し、「複雑だが、福岡のサポーターに成長を見せられた」と胸を張った。
1999年生まれの東京五輪世代。この日は五輪開幕までちょうど100日だった。代表招集歴はないが、同世代のMF三笘薫(23)、田中碧(22)らの活躍に引っ張られるように頭角を現している。