J1広島 後半3発逆転勝ち 誕生日の城福監督が還暦祝い赤いユニホーム
「明治安田生命J1、大分1-3広島」(21日、昭和電工ドーム大分)
広島が後半3ゴールの逆転で今季初の連勝を飾った。試合後にはこの日、60歳の誕生日を迎えた城福浩監督が背番号「60」の赤いユニホームを着せられ、還暦を祝福された。
1点を追う後半21分、MF青山のヘディングシュートで同点に追いつく。そして終了間際の42分にDF今津がドリブルで持ち上がってスルーパスを出す。これに日本代表に初招集されたMF川辺が反応して右足で決勝ゴールを決めた。ロスタイムには大分DF三竿のパスミスをMF森島がカットして2年目のFW鮎川がJ1初ゴールでだめ押しした。
選手から歓喜のウオーターシャワーで誕生日を祝われた城福監督はぬれたまま会見に登場。「彼らと一緒に戦えて本当に幸せだなと感じました。ゲームの中ではケアしないといけないところでやられたところは反省しないといけないですが、前半で変わったエゼキエウと藤井も含めて全員でハードワークして、つないでいって、各々が特長を出したからこそ逆転できたと思います」と笑顔もまじえて振り返った。
赤いユニホームはクラブから事前にプレゼントされていたという。「このシチュエーションでなければ一生着ることがないと思ったので持ってきました。最高の誕生日になりました」と喜びをかみしめた。