大久保嘉人が15年ぶりC大阪復帰「選手生活の最後は“セレッソ大阪”で」

 J1C大阪は9日、J2東京Vの元日本代表FW大久保嘉人(38)を完全移籍で獲得したことを発表した。大久保にとってはプロのキャリアをスタートさせたクラブに、15年ぶりの復帰となる。

 C大阪はクルピ新監督が4度目の監督復帰。クラブの歴史を知る大久保が加わり、新体制を作っていく形になりそうだ。

 19年に東京Vに移籍した大久保はリーグ19戦出場も無得点。それでもJ1通算185得点は史上最多。21日に行われた盟友・中村憲の引退セレモニーで現役続行に意欲を示していた。Jリーガーとしての原点ともいえる桜色のユニホームで、自らの価値を証明する一年となる。

 大久保はクラブを通じ「再び、セレッソ大阪のユニフォームを着て戦えることを嬉しく思っています。プロ21年目のシーズン、サッカー選手としての終わりを意識していないといったら嘘になります。だからこそ感じること、見えることもあると思っています。自分の選手生活の最後は“セレッソ大阪”でという気持ちで頑張ってきました。そして、その気持ちを理解してくれたクラブに感謝しています。しかし、ピッチに立てばチームの勝利のために全力を尽くす。それは変わりません。1試合、1試合、1日、1日、覚悟をもって挑んでいきたいと思います」とコメントした。

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