欧州CL、試合前マラドーナ氏に黙とう マンC監督「彼は世界のサッカーを良くした」

 史上最高のサッカー選手の一人で「5人抜きゴール」で知られる元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏が25日、ブエノスアイレス近郊の自宅で死去した。10月30日に60歳になったばかりだった。左頭部に硬膜下血腫が見つかり、11月3日に手術を受けていた。華麗なドリブル、正確無比な左足のキックで数々の伝説を残してきたレジェンドの死に、サッカー界は深い悲しみに包まれた。

 25日に行われたCLの全試合でキックオフ前にマラドーナ氏に黙とうがささげられた。マンチェスター・シティーのグアルディオラ監督は「子どもの頃に父親に連れられて(バルセロナ時代の)マラドーナのプレーを見た。彼は世界のサッカーを良くした」と思い出を語った。

 アトレチコ・マドリードのシメオネ監督は、現役時代にアルゼンチン代表とセビリアで一緒にプレーした経験を持つ。「亡くなったと聞いた時は信じられなかった。虚無感しかない」と神妙に述べた。レアル・マドリードのジダン監督は「1986年W杯の時に14歳だったので印象が強く残っている。とても悲しい」と悼んだ。

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