「明治安田生命Ｊ１、川崎５－０Ｇ大阪」（２５日、川崎市等々力陸上競技場）

　川崎が２位Ｇ大阪を５－０で下し、２年ぶり３度目のリーグ制覇を決めた。４試合を残しての優勝は、２０１０年の名古屋の３試合を上回る最速。年間勝ち点７５、勝利数２４も３４試合制の０５年以降（２ステージの１５、１６年を含む）で最多となった。

　涙はなかった。ＭＦ中村憲剛は４－０の後半４１分から出場。代わったＭＦ大島からキャプテンマークを渡され「感動しました。（大島）僚太、ちゃんと育ったなと思いました」。ホームの大歓声を受け、優勝の瞬間を等々力のピッチで迎えた。

　現役最終年で３度目のリーグ制覇。初優勝時はうれし涙におぼれた背番号１４だが、この日は「涙というよりはとにかくうれしい、最高の気分。初優勝とは違う光景」と笑顔。「引退する年にシャーレを掲げられるなんて幸せ者だなと思います」。チームの愛称にちなんだ黄金風呂で歓喜に浸った。