J1川崎 中村憲剛引退は「結構引き留めた」鬼木監督が明かす

 サッカーJ1川崎の鬼木達監督が2日、オンラインでの取材に応じて、前日に今季限りでの現役引退を発表したMF中村憲剛への思いを語った。

 中村が加入した2003年から鬼木監督が引退するまでの06年までは同じチームメートとして。その後はコーチングスタッフ、監督として共に川崎フロンターレのために尽くしてきた2人だ。日常会話の中から、キャリアの終え方を考えている様子も感じていたというが、10月23日に話をして引退の意志を伝えられた際には「ビックリしたのが一番の思いだった」という。

 指揮官は川崎で監督になった時から、中村憲剛引退の日が来ることを覚悟していたという。それだけに、一度は思いをしっかり受け止めた。ただ数日後からは「結構引き留めましたね」と苦笑い。「やっぱりもう一度考え直したら、という話は何度もした」。

 誰かに慰留されて引退を撤回することは引き留めた方も、引き留められた方も来季以降に苦しみを味わうことも考えられる。「『それも良いだろう、人生だろう』と(話した)。でも彼の決心は固かった」と振り返った。

 共に戦うシーズンは残り2カ月弱。首位を独走するリーグはもちろん、クラブとしてもまだ獲得していない天皇杯のタイトルへの思いは強い。「(選手たちには)憲剛と一緒にタイトルを取ろうと話した。複数タイトルでフロンターレの歴史に名を刻みたい」と話していた。

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